そもそも「風災(ふうさい)」とは
風災とは、代表的な台風をはじめ、突風や竜巻など、暴風による自然災害を示しています。
日本列島は季節的な縦断型、直撃型の台風が多く発生し、家屋に損害をもたらすことがあります。
- 強風で屋根瓦が飛んだ
- 風に乗って飛んできた飛来物でガラスが割れた
- 塀が倒れた、破損した
これらは何れも、風災でよくある被害の例です。
「風災補償」とは
先ほどの例は一例ですが、これら風災の被害にあった際、役に立つのが【火災保険の「風災補償」】です。
加入する火災保険の補償範囲に「風災、雹災(ひょうさい)、雪災(せつさい)」が入っていれば、加入者は風災による損害を受けた場合に損害保険会社から保険金を受け取ることができます。
風災補償の対象となる例
具体的には、以下のものに損害が生じた場合に適用されるケースがあります。
家財 | 家具・電化製品・衣類・自転車など |
建物 | 窓・屋根・壁・床・門・塀・物置・カーポート |
家財と建物 | 上記を含む |
特に多いのは、やはり台風による強風で屋根瓦が飛んでしまった場合や、強風により飛んできた物が外壁にぶつかって外壁が破損した場合などですが、これらも勿論、風災補償の補償対象となります。
風災(台風被害)で多い事例
ここでは、特に多い風災被害例、ご相談や施工依頼が多いケースをご紹介します。
- 屋根瓦が飛んでガラス窓が割れてしまった。また、それによる二次被害で家財道具まで壊れてしまった。
- 向かいの家の瓦が自宅の外壁に激突し、ひびが入った。
- 川が氾濫して床下浸水の状態に。
特に多いのは、強風による飛来物によるものです。また、2018年には台風21号の影響で、大阪市内でも多くの被害が発生しました。自宅の屋根が飛ばされたり、大型の施設やビルにも大きな影響を及ぼしたのは記憶に新しいものです。
窓や屋根、壁などに損壊が発生する場合が多く、また、これらと同じく外部に設置される”カーポート”の被害もご相談を頂くことが多くあります。
台風の多い日本だから。シーズン前の点検もおすすめ
日本は台風の多い国ですが、台風の発生にはある程度季節性があります。やはり初夏から秋、7月~10月にかけてが最も発生しやすく、台風上陸の回数が最も多いのは8月、9月となります。この期間では例年風災被害も増加します。
勿論、こういった災害での家屋/家財の損壊は不可抗力でもあります。しかしながら、屋根瓦の破損や二次被害が非常に多いことから、台風の季節前に点検を実施されることも非常にお勧めです。
- 屋根材、屋根瓦の経年劣化
- 過去の自然災害が原因になって瓦がずれている
- シーリングが劣化して隙間できている
実際にこういった状況は多くあります。その為、屋根に何らかのトラブルが見つかったり、気がかりを感じた際は、台風のシーズンがくる前に修理しておくことも非常に有効なのです。
少しでも家屋の状態や不安な点があった際は、ぜひこのタイミングに調査/点検のご相談やご質問をお寄せくださいませ。