屋根工事にはトラブルが多い

屋根工事は、住宅のリフォームや工事の中でも大規模で高額になることも多い工事です。同時に、いろいろな業者が存在することから、トラブルがつきものとなることも多くあります。


その為、住宅工事のカテゴリーの中では、国民生活センターに寄せられる屋根の相談も非常に多くなっています。
屋根工事の施工レベルや施工技術は、業者によりそれぞれ異なります。そのため、どこに頼むかがとても重要です。

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そして、施工費用の安さだけで業者を選んだ場合は、どこに頼んでも一様に同じ屋根に仕上がると思い込み、結果的に表面的には施工が完了したように見受けられても、後々になって雨漏りなどのトラブルに巻き込まれてしまうことも有ります。
ご依頼前には、施工費用が内容に見合ったものであるかどうかを考えて工事を依頼することが重要です。
いくら費用が安くても、価格以下の工事をされてしまい結果的に雨漏りなどのトラブルが起きては大金を使った意味がなくなってしまいます。

今回は、実際に起こることがある事例を踏まえて、注意すべきポイントをご紹介しましょう。

トラブル例

1:後々になって雨漏りの原因に

安さを優先して頼んだばかりに、一時的な修繕工事がメインに。結果的に、後々になって雨漏りなどの発生原因となり悩まされるようになってしまった。
→コストを安くする/工期を短縮する これらを優先して一時的な修繕で完了してしまうケースです。この場合、後々になって屋根に関係するトラブルが起きるという事は頻繁に起きています。

2:仕上がりイメージがかけ離れている

元々依頼していた時点で相談していた仕上がりと実際の工事完了後の外面が、サンプル画像や見本の色と全く違っている、といったトラブルです。屋根や外壁の修繕などの際によくあるトラブルです。すでに完成した塗装なら、もう一度やり直すわけにはいきません。

3:見積もりと請求金額が異なる

「見積もり金額と請求金額が違う」、「屋根工事料金で高額な費用や追加費用を請求された」など、費用に関するトラブルです。
悲しいことですが、これが屋根工事でも最も多いトラブルです。パック料金やポッキリ価格といいつつも、工事後に追加で費用請求を行う。といった場合があります。

トラブルを避けるために

1:業者の質を見極める

いわゆる「悪徳業者」であっても、修理を依頼することで一時的な修復は実現できることがあります。とはいえ、手抜き工事、専門知識を持っておらず適当な修理を行う為、またすぐに屋根が損壊する恐れがあります。さらに悪徳業者は代金を多く支払わせるため、本来であれば必要ない部分についての修理まで行う恐れもあります。
一方、優良な業者に依頼することができれば、根本原因を取り除くために必要最低限な修理のみを行います。そのため再修理の必要がなく、料金も妥当なものとなります。本来はこれが当然であるべきなのですが、残念なことに、一定数の被害が出ていることもまた事実です。

2:見積額は適切か

見積費用の安さだけで業者を選ぶのではなく、安い場合でも重要なのは“施工内容や質を下げない範囲で提出された見積金額であるか”どうかです。
施工内容に見合った費用であるかどうかなどを考え、慎重に業者選びをすることが、本当の意味でコストパフォーマンスの良さにつながります。
また、悪徳業者の勧誘は、全体を通して適切な情報が提供されないところに大きな特徴があります。それでいて「このままでは家全体に被害が及びます」などと不安を煽る場合もあります。

対して、優良な業者は全体を通して詳細な説明を行うところに特徴があります。それこそ専門知識を持たない人が聞いても分かりやすく説明してくれ、より丁寧な業者になると、修理前の状態と修理後の参考資料を写真で見せてくれることもあります。

3:イメージは正確に伝わっているか

工事の完成後がイメージと異なるケースにならない為に、例えばサンプルを見るだけではなく、壁や屋根の一部に実際に試し塗りをしてもらい、光の当たり方や実際の見え方、質感を確認するといいでしょう。
他に地元の施工業者であれば、同じ色を使った施工事例を実際に見学するのもいいかと思います。

如何でしょうか。簡単に例を挙げましたが、屋根工事のトラブルは想定しないことも起きる場合があります。そのため、事前のお客様と認識を合わせ、ご不明点については何でもお答えすることが最重要と考えています。私共は、お客さまのご要望のヒアリングを最も重要視しております。ご検討の際は、ぜひお気軽にご相談くださいませ!