そもそも、ハトはなぜ民家や施設など、人の近くに増えるのか

ハトは、街中で見かける鳥類の中でも特に身近な存在ですね。旧約聖書に由来して、平和のシンボルともいわれます。

しかしながら、皆様の住居、特に家のベランダや敷地内、また公共の施設や駅構内などで見かけることも多く、多くの場合で糞や卵による衛生面での問題、異臭などの原因になり、悩みの種ともなりがちだったりします。

そして、鳩はいったん住みついてしまうと、様々な害を出す上に、なかなか離れてくれません。今回は主に住宅における、ベランダの鳩の対策方法を紹介します。

ベランダにハトが寄り付く理由

ベランダのハトへの対策方法を紹介する前に、なぜハトがベランダに住みつくのか理由をご説明します。対策を行うには、根本的な原因を知ることが非常に重要です。

先ずは、ハトの習性です。ハトは春先ごろから活発にあちこちを飛び回り、いろいろな場所で見かけるようになります。この時、ハトは住みつく場所を探しています。そんな時、住宅のベランダは、

  • 雨風がしのげる
  • 天敵がいない
  • 隠れやすい/巣をつくりやすい

これらの条件を満たしやすく、ハトにとっては安全かつ巣を作るのに最適な場所となるわけです。さらに室外機の排水ドレンなどが近くにあり、水が流れている場所も近くにあることで、これはハトの水飲み場にもなります。

このような理由から、ベランダや室外機周辺は鳩が住み着くのにピッタリの環境になることが多いのです。

ベランダにハトが寄り付いている時の対策方法

ここでは、実際にいくつかの対策方法をご紹介しましょう。

防鳥ネット

ベランダにネットを張り、物理的に鳩の侵入を防ぎます。効果的ですが、見た目的にはネットが常に貼られていることで、若干外観で気にされる方も多いと思います。ただ最近では、景観が悪くなることを防ぐため、目立たないような色のものも販売されています。使用する時は隙間なく張るように注意しましょう。

忌避剤(きひざい)

ハトの忌避剤には、主にスプレータイプのものと固形タイプのもの、またジェルタイプのものがあります。
スプレータイプのものはベランダの手すりや窓枠の上など鳩が寄り付きやすい場所に使用し、固形タイプのものはいわゆる防虫剤のように、吊るして使います。

ジェルタイプについては、「嗅覚」「味覚」「触覚」の面でハトに刺激を与えます。ハトが嫌がる味や臭いの成分が入っているので、「ここは嫌な場所である」と鳩に覚えさせる効果もあります。

動画:株式会社ビーエスティー東海 様のyoutube動画より

剣山

ハトが寄り付きやすい手すりや室外機の上に剣山を仕掛けます。ポイントとしては、1つではなく、隙間なく複数仕掛けておくことです。また、剣山の針の長さは、10cm以上15cm程度はあるほうが好ましいです。剣山の針自体も、素材としてはなるべく硬めのものをお勧めします。安価な柔らかい樹脂製の剣山では、ハトの着地に支障が出づらくなります。

最も有効な手段とは

ベランダのハト対策で最も効果的な手段。それは、被害レベルがまだ初期の段階のうちに、ハトに「居心地の悪いところ」だと認識させることです。ハトはまず、ベランダの手すりに止まり、中の様子を確認します。その時、手すりや床に落ちたハトの糞や羽などを片付けないでいると、ハトは既に自分のにおいがある場所を自分の場所と認識し、侵入して居ついてしまいます。鳩を見つけたらすぐに追い払い、糞を見つけたら掃除をすることは必須です。

また、ハトは先ほどもご紹介した通り、外敵がいなくて安定した環境を求めています。もしも物が散乱していたり、鳩が隠れやすい場所があるなら、撤去/掃除しておきましょう。

それでもハトが寄り付く!解決策は?

「様々に対策を講じてみたけれど、それでもしつこくハトが寄り付く!」そんな時は、当社にお任せ下さい。ハトの対策は、被害のレベルによって最適な方法、最適なアプローチが存在します。

私どもサイキョウコーポレーションは、個人様はもちろん、法人様まで幅広く「ハトよけ対策工事」を承ってまいりました。

今回は、主に「住宅のベランダ」をメインにご紹介しましたが、ほかにも公共施設や大型設備など、様々な場所にあわせた”確実な”ハトよけ対策を致しております。ぜひご不明点やご相談は、お気軽にお寄せくださいませ。